IHクッキングヒーターの建築コスト

IHクッキングヒーター

参考:IHとは? | 調理で省エネ | 省エネライフ | 個人のお客さま | 東北電力
IHクッキングヒーターの「IH」とは「Induction Heating(誘導加熱)」の略語になります。

内部の磁力発生コイルに電気を流すことで、磁力線を発生させるときの発熱を利用したクッキングヒーターということになります。

ガスに比べて火を使わないから安心ということで、一斉を風靡しオール電化という時代の流行にのったことで一気に普及しました。

実はIHクッキングヒーターの熱伝導というのはかなりエネルギーのロスが多く、効率的なエネルギーの使用という点では最悪な技術とも言えます。

IHクッキングヒーター導入コスト

IHクッキングヒーターは蓄電池太陽光発電などと比べても容易に導入することができます。少しDIYをかじっている人であれば、自分で導入することも不可能ではありません。

とはいえ、これはIHに利用する配線などが整っている状態で、設置する上でのことです。電気系統が整っていない状態であれば、素人での導入は難しいでしょう。

  • 商品本体コスト
  • 設置コスト

大きく2つに別れており、設置コストの中に電気工事、設置工事、配線工事といった内容が含まれています。

商品本体のコスト

IHクッキングヒーターは各メーカーが多く商品を揃えており、ユーザーはかなり選ぶことができると思います。サイズ、オーブン、コンロの数、機能で価格にばらつきはありますが、安いもので30,000円。高いものだと300,000万前後するものもあります。

これに関してはメーカーや性能を利用者側がしっかり決めて選ぶほかありません。

IHクッキングヒーターが増えてきた時代とくらべると、商品自体はかなり安くなっており、商品数も選べる状況です。ただし、技術的な革新も少なく、今後どんどん商品自体の価格が安くなるというのも考えにくい状況ではあります。

どのメーカーも機能を充実させることで、商品価格を下げないように努力している節があるため、日本家電製品の最終形態といってもいいでしょう。

設置工事費用

設置にかかるコストは、設置する場所の状況によって異なります。

今までガス調理器具を使っており、ガス栓がむき出しになっている状況や十分な電気プラグ(電圧)がキッチンまで引かれていない状況など、ケースによって様々です。

基本工事費 約20,000円 IHクッキングヒーターを設置する基本工事
ガス閉栓 約5,000円 ガスコックプラグを止めてガス閉栓する工事
専用回路配線 約50,000円 分電盤に専用ブレーカー、専用回路配線工事
配線延長対応 約20,000円 延長配線対応工事

大きく別けて4つの工事に別れており、どれも導入場所に備わっていない場合だと、商品価格にプラスして100,000円の導入コストがかかることになります。

マンションや戸建てに新規で導入する場合であれば、プラスしてかかるコストは少ないと思いますが、一番はガス調理器具からIHクッキングヒーターに変更する場合になります。

この場合は交換費用(廃棄費用)なども発生する恐れがあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました