現在、蓄電池もどんどん導入コストは下がっている傾向にあります。
これからも商品価格・導入コストは安くなっていくのはほぼ間違いありません。
その辺の細かな費用関係をまとめてみました。
蓄電池の価格は年々下がっている
オール電化に続くカーボンニュートラルのブームもあって、世界的に蓄電池の商品価格は年々下がってきています。この流れは世界だけでなく日本でも進んでおり、数年にわたってまだまだ下がっていく傾向にあると予想されています。
一家に一台蓄電池という言葉が現実を帯びてくるのもそう遠くない未来かもしれません。
国 | 家庭用蓄電システムコスト(建築コストなし) |
カリフォルニア州(アメリカ) | 79,000円/1kWh |
イギリス | 101,000円/1kWh |
ドイツ | 142,000円/1kWh |
オーストラリア | 93,000円/1kWh |
日本 | 140,000円/1kWh |
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/storage_system/pdf/001_05_00.pdf
国によって少しばらつきはあるものの、日本も世界と比較しても低コストの部類になっています。
しかも、これはまだまだ低コスト化する余地があります。
蓄電池のコストは本体価格が主
蓄電池の導入コストとして最も割合が大きいのが「蓄電池」の商品本体価格です。
- 容量
- 性能
- 機能
によって大きく価格が変動していきますが、安いもので400,000円。高価なものでは3,000,000円以上のものになってきます。
とはいえ、こちらは家庭用の小規模のものから、ビジネスでも活用できるくらいの中規模のもも含まれています。
家庭利用というものだけを想定した場合は1,000,000円前後を想定していればいいかと思います。
蓄電池の建築コストについて
蓄電池導入にわたって、その建築費には100,000円~300,000円が相場といえます。
- 設置工事
- 電気工事
主にこの2つの設置工事が必要になりますが、場合によっては設置工事(コンクリート基礎工事等)は必要ない場合もあるため、導入コストは電気工事が主になる場合があるでしょう。
蓄電池の維持と交換コスト
電化製品のバッテリーや充電池と同様に蓄電池にも寿命が存在します。この寿命がおよそ15~20年が平均的で、各メーカーによって若干のばらつきはあります。
寿命によって交換が余儀なくされる場合は致し方ありませんが、基本的にメーカーが15年前後の本体保証をしていくれるパターンが多いので、修理を含んだ維持コストが大きいということはありません。
ただ、経年劣化による蓄電池の性能低下が起こるため、コストパフォーマンスが悪くなってしまします。
蓄電池のメンテナンスコスト
家庭用蓄電池に使われているリチウムイオン電池はトラブルが少ないと言われている技術で、頻繁なメンテナンスが必要になることはほぼありません。
一番懸念しなければならないのが、設置場所の完了になります。
いわゆる「高温多湿」の場所で、通気口がふさがっているといった悪条件であれば、商品自体の劣化やトラブルが増えてしまいます。しかし、こういった簡単なトラブルは設置時に、専門家によって避けられていることが主なので、ほとんどの心配はありません。
よってはメンテナンスコストはそこまで心配する必要はありません。
蓄電地システムの補助金
令和2度(2020年度)は、各都道府県や市区町村で補助金が設定されていますので、検討中の方は各自治体にご確認いただくか、ひだかや株式会社にお問い合わせください。
自治体からの蓄電池の補助金は太陽光が必須?
都道府県を含む各自治体で蓄電池の補助金はなりたっています。
地方自治体によって太陽光発電と蓄電池の導入による補助金が確保されていることが多く、太陽光発電によって補助金が食べられる可能性を踏まえると、そこまで予算が潤沢にある補助金ではないといわれています。
設置工事側、商品販売側にいったても、補助金を貰う場合はできるだけ早く導入を検討するようにというアナウンスがされるほどです。
また、補助金を利用するにあたっては、各地方自治体によって申請時期・申請方法・条件などがことなるため注意は必要です。地域によっては補助金自体がないという場合もあるので、こちらは事前に確認しておきましょう。

自治体別の補助金を検索することができるので、導入地域をリサーチしてみましょう。
蓄電池の補助金は蓄電池単品よりも太陽光発電とセットで受ける方がより、補助額があがる傾向にあります。国としてもオール電化とカーボン・ニュートラルを加速させるための政策であるので、当然と言えば当然ですね。

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