ハイブリット蓄電池の建築コスト

ハイブリッド蓄電池と単機能蓄電池の違い

蓄電池と一言でいっても大きく2つに別れます。

両者の大きな違いは2つあり

  1. パワーコンディショナー(パワコン)性能
  2. 停電時に蓄電池からの出力有無

になります。

この違いをもたらすのが両者の電気の変換効率になってきます。

太陽光発電で作られた電気と電力会社から供給されている電気は種類が異なります。

  • 直流
  • 交流

小学校でも習う効いたことがある言葉だと思いますが、太陽光発電で作られる電気は「直流」で、電力会社から供給されている電気は「交流」になります。

そして、直流の電気は家庭用コンセントで利用することはできません。

そこで登場するのがパワーコンディショナー(パワコン)になります。このパワコンと呼ばれる機能(機械)が、直流を交流へと変えてくれるわけです。

電気は直流から交流に変換すると大きくロスが出てしまします。つまり、太陽光発電の電気を普通に使えるようにするだけで、作られて電気が減ってしまうんです。

前述したパワコンは、太陽光発電にも単機能型蓄電池にも備わっています。(ハイブリット蓄電池にだけついている機能ではありません。)

太陽光発電にも単機能型蓄電池どちらにも備わっていて、2箇所で電気を変換してしまうため2回ロスが発生しています。これを防ぐためにハイブリット蓄電池が存在していて、1回の変換で住むようにしてくれているのです。

単機能型蓄電池

画像転用:家庭用蓄電池選びの必須知識!ハイブリッド型と単機能型を比較 | 蓄電池設置お任せ隊

単機能型蓄電池は、太陽光パネルと蓄電池のそれぞれのパワコンが別々になっているタイプです。そのため、太陽光発電用のパワコンの交換設置が不要です。

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ハイブリッド型蓄電池

画像転用:家庭用蓄電池選びの必須知識!ハイブリッド型と単機能型を比較 | 蓄電池設置お任せ隊

ハイブリッド型蓄電池の特徴は、「太陽光パネルと蓄電池のパワコンが一体」「停電時の出力」という所です。メリットとして詳しく説明します。

単機能型蓄電池よりもハイブリット蓄電池はコストが高い

単機能型蓄電池はだいたい相場が100万円前後です。

それに比べて、ハイブリット蓄電池は約200万円前後になります。もちろん、商品によって差はありますが、両者だけで倍の違いがあります。

しかし、ハイブリット蓄電池には太陽光発電のパワーコンディショナーシステムが不要になるためえ、太陽光発電とセットで導入する場合、そちらの費用が要らなくなるのでコストが少し安くなります。

一般的に蓄電池を導入する際は太陽光発電とセットが多いので、こちらを加味すれば2倍ほどの違いはないというのが実際のところです。

人気のハイブリッド蓄電池メーカー4社比較表

メーカー シャープ 田淵電機 長州産業 ニチコン
タイプ ハイブリッド電池 ハイブリッド電池 単機能電池/ハイブリッド電池 単機能・ハイブリッド
蓄電容量 6.5kWh〜 7.04kWh〜 6.5kWh〜 12kWh
実効容量 5.4kWh〜 6.4kWh〜 5.3kWh〜 10.3kWh
寿命(サイクル数) 12,000 12,000 11,000 6,000
HEMS機能
保証 15年 15年 15年 15年
サポート体制 GOOD BAD GOOD GOOD
マルチコネクト数
停電対応 特定・全負荷 全負荷 特定・全負荷 全負荷
停電時出力 5,500W 5,500W 4,000W 5,900W
設置場所 屋内外 屋外 屋内外 屋外

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